増子 よしひろ (ましこ よしひろ)
Yoshihiro Mashiko

新現美術協会50年史掲載(2000年12月刊行)

現在の自分をつくりだした源を求めて幼い日の記憶を辿る・・・。

それまで閉ざされていた心情や、つまらない常識などを見つめ直すと同時に、それらを口いっぱいにほうばって、ムシャムシャ、バリバリ噛み砕き、記憶の片隅にある願望とリンクさせる。

そこから溢れ出るイメージは、自分自身と共有し、自分の存在を再確認してくれる。

そこに形成されたものが、スタイルを多様に変化させながら、普段気にも留めないような常識や、なにげなく過ごしているありふれた日常の中に、トラップを仕掛けていく。

そんなトラップの中には、自分しか知らない「ないしょ話」が詰まっている。

誰でもみんな、自分だけのないしょ話をもってるはず。それを隠せば隠すほど知りたくなるのが本音。

ボクは小さいときから目立ちたがり屋で、自分自身の存在をどうやってアピールできるか、よく考えていた。でも、ちょっぴり心を開いて誰もが覗ける隙間をつくり、自分の内側を垣間見せていこうと思う。

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